2012年02月27日
注文住宅はなぜ高い!?
今回は、注文住宅はどうして高いのか、考えてみます。
よくお客様から「注文住宅を建てたいけれど…」「注文住宅は高いから」とよく言われますが、では注文住宅とはどのような内容になっているんでしょう??
■注文住宅とは…
文字通り、お客様のご希望に合わせて、構造上可能な限り、間取りや仕様を選んで建てる住宅のことです。天井の高さや収納の大きさ、壁紙なども膨大な数の中から選び、場合によっては寸法を切ったり、継ぎ足ししたりすることもあるんです。
ですから、打ち合わせの時間もかかったり、現場での職人さんの手間もかかります。だから当然その分コストも高くなってしまうんですね。
■注文住宅が高い訳
<住宅コスト>
住宅コストとは①原材料費 ②手間賃 ③経費 この3つでできています。
①原材料費は
通常、原材料は建材メーカーや設備メーカーなどから仕入れた上でお客様に提供します。注文住宅の場合、膨大な数の中から選び、お客様によって選ばれるものが異なるため価格的にコストダウンするのが難しいのです。
ハウスメーカーなどはメーカーから大量に仕入れるため仕入れ価格は一般の住宅会社よりも安く仕入れることが出来ます。しかし、その分の経費もかかっているので、お客様に還元できているとは限らないんですよ。
②手間賃は
通常、大工さんの手間賃は1坪あたりいくらという決め方をすることが多いです。
でも注文住宅の場合は1邸1邸間取りが違うため、同じ30坪の家でもその工事の手間のかかり方が違うんですよ。
例えば吹き抜けを取ったりニッチ(※)を作ったりした家とそういう造作をしない家でも手間賃が同じなのはその分のコストを予め見込んでいるからなのです。
※ニッチとは、壁を凹状にくりぬいて作られる棚のことで、収納スペースとしてではなく、花や彫刻などを収めるための飾り棚として利用されます。
③経費
諸経費には大きく(1)打ち合わせ経費 (2)現場経費 があります。
(1)打ち合わせ経費は
住宅の計画では間取りを決め、設備を決め、内装の仕様など多くのことを決めなければなりません。打ち合わせに時間がかかれば当然設計士のコストも余計にかかります。実際は、その分のコストも見込んでの建築費になっているケースがほとんどなんですね。
※つまり、2回の打ち合わせで終わっても10回打ち合わせをしてもかかる費用は同じなんです。ですから、しっかりと打ち合わせの準備をした方は何も考えず、なかなか決めないお客さんの打ち合わせのコスト分も負担させられているんですよ。これって不公平ですよねっ!
(2)現場の経費とは
通常、住宅の建築では一定の現場経費を見込んでますが、特に注文住宅の現場では一般に工事が複雑で家ごとに収まりや仕様が異なるため、部材を切ったり、張ったりすることで部材の無駄や手間がかかる事が多いです。また、それに伴って工期が長くなることも少なくありません。当然、その分の経費は見積もりに含まれています。
ですから一般的に注文住宅は「高い」といわれるんですね。
では次回は、どうしたら注文住宅が安くつくれるか、考えてみましょう!
よくお客様から「注文住宅を建てたいけれど…」「注文住宅は高いから」とよく言われますが、では注文住宅とはどのような内容になっているんでしょう??
■注文住宅とは…
文字通り、お客様のご希望に合わせて、構造上可能な限り、間取りや仕様を選んで建てる住宅のことです。天井の高さや収納の大きさ、壁紙なども膨大な数の中から選び、場合によっては寸法を切ったり、継ぎ足ししたりすることもあるんです。
ですから、打ち合わせの時間もかかったり、現場での職人さんの手間もかかります。だから当然その分コストも高くなってしまうんですね。
■注文住宅が高い訳
<住宅コスト>
住宅コストとは①原材料費 ②手間賃 ③経費 この3つでできています。
①原材料費は
通常、原材料は建材メーカーや設備メーカーなどから仕入れた上でお客様に提供します。注文住宅の場合、膨大な数の中から選び、お客様によって選ばれるものが異なるため価格的にコストダウンするのが難しいのです。
ハウスメーカーなどはメーカーから大量に仕入れるため仕入れ価格は一般の住宅会社よりも安く仕入れることが出来ます。しかし、その分の経費もかかっているので、お客様に還元できているとは限らないんですよ。
②手間賃は
通常、大工さんの手間賃は1坪あたりいくらという決め方をすることが多いです。
でも注文住宅の場合は1邸1邸間取りが違うため、同じ30坪の家でもその工事の手間のかかり方が違うんですよ。
例えば吹き抜けを取ったりニッチ(※)を作ったりした家とそういう造作をしない家でも手間賃が同じなのはその分のコストを予め見込んでいるからなのです。
※ニッチとは、壁を凹状にくりぬいて作られる棚のことで、収納スペースとしてではなく、花や彫刻などを収めるための飾り棚として利用されます。
③経費
諸経費には大きく(1)打ち合わせ経費 (2)現場経費 があります。
(1)打ち合わせ経費は
住宅の計画では間取りを決め、設備を決め、内装の仕様など多くのことを決めなければなりません。打ち合わせに時間がかかれば当然設計士のコストも余計にかかります。実際は、その分のコストも見込んでの建築費になっているケースがほとんどなんですね。
※つまり、2回の打ち合わせで終わっても10回打ち合わせをしてもかかる費用は同じなんです。ですから、しっかりと打ち合わせの準備をした方は何も考えず、なかなか決めないお客さんの打ち合わせのコスト分も負担させられているんですよ。これって不公平ですよねっ!
(2)現場の経費とは
通常、住宅の建築では一定の現場経費を見込んでますが、特に注文住宅の現場では一般に工事が複雑で家ごとに収まりや仕様が異なるため、部材を切ったり、張ったりすることで部材の無駄や手間がかかる事が多いです。また、それに伴って工期が長くなることも少なくありません。当然、その分の経費は見積もりに含まれています。
ですから一般的に注文住宅は「高い」といわれるんですね。
では次回は、どうしたら注文住宅が安くつくれるか、考えてみましょう!
Posted by 大門祥裕 at 13:53│Comments(0)
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